外壁塗装工事をする際の職人のトイレ事情について
ときどきお客様から作業に携わる職人のトイレ事情についてご質問をいただくので、弊社のケースを基準にしたお話しをします。
塗装職人さんは作業中にトイレに行きたくなったらどうするのか。
これって、とても気になりますよね。
職人さんにトイレを貸出しするべきなのか、貸さなくても良いのか。みんなはどうしているんだろう?
結論を言うと、職人にトイレを貸し出す必要はございません。
弊社の場合であれば近くの公園を利用したり、コンビニに飲み物を買いに行ったついでにトイレをお借りしています。
そもそも職人自体がペンキの付いた服装で、お客様の家に上がることを逆に遠慮するというケースがほとんどだと思います。
これは弊社や広島の塗装屋さんだけではなく、全国の塗装屋さんや職人が同じようにされているのではないかと思います。
例外として、お客様から進んでトイレの使用を勧めていただいた場合に限り、恐縮しつつ使用させていただくことがある程度で、それ以外はお借りすることはございません。
なにより職人にトイレを貸し出されるとなると、お客様はずっと家に居なければならないというストレスになってしまいます
業者によってはトイレの貸し出しをお願いしてくることがあるかもしれませんが、一つのネガティブ要素として、職人に自由にトイレを貸すことで何かしらのトラブルに発展する可能性があります。
例えば家の中のものが盗まれたとか、そのようなことが起きる可能性がある“かも”しれないということです。
それが本当の泥棒のしわざだとしても、必然的に疑いの目が職人に向くことは間違いありません。
個人的にはそのようなことをする職人はあまり居ないと思うのですが、施工中の家に侵入して金品を盗むという事件を目の当たりにした経験がある手前、やはりトイレは貸し出されるべきではないと思います。
どうしても近くにトイレがない場合は、業者から仮設トイレを設置する旨の相談があると思います。
優良な業者であればこのようなトイレを邪魔にならない場所に設置して、お客様にトイレの貸し出しをお願いしなくて済むようにするはずです。
ただ、仮設トイレは製品によって悪臭問題が発生することがありますので注意しなければなりません。
比較的キレイな簡易水洗型の仮設トイレであれば匂うこともないのですが、簡易水洗ではないトイレや簡易水洗装置が破損しているトイレの場合は悪臭を放つようになります。
特に暑い時期は風向きによって窓が開けられないほどになることがあるので、業者から仮設トイレの設置を申し出てこられた場合は匂いの問題を確認された方が、あとあとストレスにならずに済むと思います。
次にトイレと同じくらい質問が上がってくるのが、職人の休憩やお茶出し問題です。
職人の休憩時間は10時とお昼時間、15時が全国的な標準休憩タイムです。
しかし、工事の“段取り”が悪い場合は休憩時間がずれ込むことがありますし、場合によっては休憩しないこともままあります。
そしてその一方で、お客様はお茶出しのタイミングを悩まれます。
「いつごろ休憩されるのだろうか」
「コーヒーが良いのか、お茶が良いのか」
「お菓子はあったほうがいいだろうか」
こんな感じで地味にたくさん悩まれるのです。
つまるところこのようなお客様の心理や職人の段取りを考えると、トイレ問題と同様に「お気遣いはご無用ですよ」ということに至るのではないかなと思います。
参考になりましたでしょうか。
今回は塗装工事中のトイレについてのお話しでした。
今後私たちがあなたの家の塗装工事をさせていただくことになった場合は、トイレのご心配はまったくございませんのでご安心ください♪
執筆者:工事現場歴35年の川岡寛之代表