シリコンにも種類がある
住宅の塗り替え使用されるシリコン塗料ですが、グレードがあることをご存知でしょうか。
シリコン塗料が最初に使われ始めたのは平成8年(1996年)ころからです。
初期に使用されていたシリコン塗料の有名なところでいうと、ロックペイントの強溶剤2液型シリコン塗料です。
強溶剤というのはいわゆるラッカーのような鼻を突く匂いがする塗料なのですが、匂いが強烈なため一般住宅で使われることはありませんでした。
翌年に日本ペイントから水性シリコンベストという屋根用のシリコン塗料が販売されたのですが、外壁におけるシリコン塗料の販売はその後になります。
ちなみに30年近く塗装工事をされている業者であれば、日本ペイントのシリコン伝説や、SK化研のセラミシリコンと聞くとピンとくると思います。
水性シリコン塗料が一般住宅の外壁塗装で使用され始めたのが今から約25年くらい前からですが、当時の水性シリコン塗料はメーカー問わず、品質に大きな違いはありませんでした。
しかしあれから数十年の時が流れて、今はシリコン塗料にもグレードがある時代になりました。
■大きく分けると3種類になるシリコン塗料
・汎用シリコン。
・ラジカル制御型シリコン。
・無機ハイブリッドシリコン。
このように一ひとくちにシリコン塗料といっても様々な種類のものがあるので、業者から耐久年数の違いや種類など詳しく教えてもらうことをお勧めします。