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屋根塗装の調査の時に屋根に上がるのはナシ?アリ?

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屋根の塗装をするときに業者に調査を依頼すると思うのですが、その際に屋根に上るのが普通なのかと言うご質問をいただきましたので、これについてお答えします。

結論から申しますと屋根の上はあまり上がらないほうがいいかもしれません。

というのは、古くなったセメントがわらは歩くだけで割れてしまうものがあるからです。

そして道路から屋根を見上げた歳に平べったく見えるカラーベストと呼ばれるスレート屋根材も、製造時期によって非常に割れ易いものがあるのでセメントがわらと同様に安易に上がるべきではないと考えます。

さらに最も屋根に当たらない方が良い理由の1つに、まだ工事をするかどうかわからないのに屋根に上って万が一瓦やカラーベスト屋根を割ったりした場合、賠償責任が生じてくるからです。

たとえば既に屋根の調査をしてもらう業者に塗装工事を依頼すると決めているのであれば良いとは思うのですが、
これからいくつかの業者に屋根塗装の調査や見積もりをしてもらう状況なのであればそれは破損という心配が出てくるので、
できれば高所撮影カメラやドローンなどを使用した調査が好ましいと思います。

5年くらい前までは屋根塗装の調査というと当然のようにハシゴをかけて屋根に上ってスタスタと歩いていたのですが、
近年はやはり割れた場合の責任問題が問われる時代になりましたので上がるべきではないと思います。

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特に築30年とか長いあいだ雨や雪にさらされてきたセメントがわらは状況によって本当に踏むだけで簡単に割れてしまうことがあるのです。

カラーベスト屋根においてもアスベスト問題が起きた後に製造された改良型のカラーベストの中には先程のセメント瓦と同様に歩くだけでバリバリと割れるタイプのものがあるのです。

このことを知らずに梯子をかけていきなり歩くと簡単に割れてしまい割れたカラーベスト屋根はどうするのかと言う問題が生じてくることがあなたにも想像できると思います。

繰り返しになるのですが、今は屋根の調査をするときにすぐ屋根の上にに上がるのではなく先程のような機械を用いて調査するのが最適だということになるのです。

これがもし屋根の塗装ではなくガルバリウムのカバー工法をする場合は屋根に上って実測しなければいけないことがあるのですが、
その場合は事前に業者とお客様のあいだで万が一屋根材が割れたときのことを協議して決めておく必要があると思います。

屋根の調査をしたことで屋根材が割れたけど知らん顔されたなんてことにならないための予備知識ですね。

今回は屋根塗装の調査の際に屋根の上に上がるのが普通なのかというご質問へのご返答でした。

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【監修者】


川岡 寛之

広島市佐伯区在住。塗装職人歴35年のベテラン。

18歳の時に職人の魅力に惹かれて塗装業界に弟子入り。 1993年に独立、のちに法人化し現在に至る。
職人として数々の現場を経て、現在は身に着けた経験と知識を生かして自らYouTube動画を配信。
活動地域は広島市だが、全国の塗装職人仲間と交流しながら、地域の塗り替えアドバイザーとしても活動中。
ビジョンは100年続く企業になること。
ミッションは地域の方に愛される施工品質地域ナンバーワンの頼れる企業になること。

趣味は釣り、毎日の食事、地元のスーパー巡り、家庭菜園などなど。