最高の耐久年数を誇る塗料=最高レベルの工事ではない。
「耐久年数30年の驚異の塗料だからとってもオトクです!」
最近このような塗料を売りにした営業方法が広島でも流行りつつあるようです。
耐久年数30年。
少々お高くても次の塗り替えが要らなくなるかもしれないのでこちらの塗料で塗りたくなりますね。
しかしここに落とし穴があるので気をつけてください。
今、外壁塗装における塗料の耐久年数は様々なメーカーが研究を重ねてどんどん伸びています。
ですが、屋根塗装における研究が進まないのか難しいのか事実上18年を超える耐久性の塗料が無いというのが現状です。
データ上は20年相当の数耐久性があるように表記されていても実際に塗られた塗料がデータ通りの耐久性を発揮出来ないのが屋根という場所です。
このことを私は数十年の経験から学んでいるのです。
百聞は一見に如かず!。
貴方がこれから外壁塗装を考えてらっしゃるのであれば、注目するべき項目は耐久年数では無いことを覚えておいてください。
塗装工事において一番大切なのは建物全体のメンテナンスコストを考慮したバランスの取り方です。
2番目に大切なのが個々のお家に最も適した塗り替えプランの組み立てです。
これをすっ飛ばして“耐久年数30年”の塗り替えを提案するなど言語道断!。
魅力的なプゼンテーションや目を見開くような塗料の提案に囚われないよう
冷静に、深呼吸をしてからよーく考えましょう。
大切なのはバランスです。